海外から日本の本を読む方法は?
今日はこんな疑問に答えていきます。
- 【簡単】Kindleで海外から日本の書籍を読む方法
この記事を書いている私はアメリカ在住のKindleユーザーなので、よりリアルな情報をお届けできると思います。
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Kindleとは?
Kindleとは、Amazon製の電子書籍を読むための端末(電子書籍リーダー)のことです。
これひとつあれば、いつでもどこでも簡単に本を読める優れもの。
購入に至った1番の理由は、海外で日本の書籍を購入するのは難しいから。
➡︎Kindleがあれば、海外からでも日本の書籍を読むことができます!
海外在住の日本人の皆様は要チェックですよ!
Kindleの種類と選び方
Kindleについて下記3点をテーマに詳しく説明します。
- おすすめの端末はKindle Paperwhite
- おすすめのカスタマイズ
- 付属品について
まずは、種類からご紹介します。
Kindleの端末は、全部で3種類あります。
【Kindle端末の種類】
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Oasis
これらを比較してみるとこんな感じです。
見た目は同じでも、価格も機能もそれぞれかなり違います。
【比較表】
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
価格 | 7,980円〜 | 13,980円〜 | 29,980円〜 |
フロントライト | LED3個 | LED5個 | LED12個 |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
接続方法 | Wi-Fi |
|
|
ページ送り | タッチスクリーン | タッチスクリーン | タッチスクリーン ページめくりボタン付き |
防水 | – | ○ | ○ |
容量 | 4GB | 8GB / 32GB | 8GB / 32GB |
差がイマイチわからない・・・
安心してください!
ここから具体的におすすめの選び方をご紹介します。
おすすめの端末はKindle Paperwhite
おすすめの端末は、バランスのとれたKindle Paperwhiteです。
Kindleは安くて選びやすいですが、機能は少なめ。
一方、Kindle Oasisは機能は文句なしですが高め。
➡︎Kindle Paperwhiteなら、お値段はお手ごろで機能性も十分と、KindleとKindle Oasisのいいとこ取りができるのが高ポイント!
Kindle Paperwhiteがおすすめな理由
- 解像度が高くて読みやすい
➡︎初代Kindleと比べるとその差は約1.8倍! - 防水機能付き
➡︎お風呂の中でも読書ができる!
※真水の場合、深さ2mまで最大60分間の耐性あり
▶︎参考:Amazon HP - 快適なサイズ感(薄さ 8.18mm/重さ182g)
➡︎薄くて軽いので読んでいて疲れないし持ち運びが楽
▼文庫本と比較しても、薄さはKindle Paperwhiteの圧勝!
とりあえずKindle Paperwhiteにしておけば安心そう!
おすすめのカスタマイズ
Kindle端末を選んだら、次はカスタマイズを決めましょう。
Kindle Paperwhiteの場合、カスタマイズの内容は以下3つです。
- 容量(8G/32G)
➡︎32Gの場合は+2,000円 - 広告の有無
➡︎無の場合は+2,000円 - 接続方法(Wi-Fi/Wi-Fi+無料4G)
➡︎Wi-Fi+無料4Gの場合は+2,000円
全部のカスタマイズをつけた場合、Kindle端末価格+6,000円ということか。高いな・・・
個人的におすすめは、下記のカスタマイズです。
【おすすめカスタマイズ】
- 容量➡︎8GB
- 広告➡︎なし(+2,000円)
- 接続方法➡︎Wi-Fi
もちろん全部つけるのもありですが、低コストに抑えたいならこれ一択!
以下に理由を詳しく説明していきます。
上記カスタマイズがおすすめの理由
- 容量について
容量は8GB(約100〜300冊保存可能)で十分です!
理由➡︎Amazonのクラウド上に何冊でも保存できるから。
つまり、Kindle本体に全て保存しなくても、Wi-Fi環境があればいつでも中身を入れ替えることが可能ということです。
しかも、このクラウドは無料かつ無制限に保存することができます!
➡︎よって、読みたい本のみをKindle Paperwhiteにダウンロードするなら、8GBあれば十分です。
- 広告について
広告はなしがおすすめです!
理由➡︎邪魔だし、釣られて無駄なものを買ってしまう恐れがあるから。
2,000円高くなりますが、購入後に追加することはできません。
思い切って最初から広告なしにしてよかったと思っています。
- 接続方法について
ご自宅にWi-Fi環境のある方なら、Wi-Fiのみで十分です。
理由➡︎接続が必要な場面は、書籍購入後のダウンロード時や一度削除した書籍の再ダウンロード時のみだから。
外出先で自由に上記ダウンロードをしたい場合は、Wi-Fi+無料4Gにしておくといいでしょう。
+2,000円なら負担にならないね!
付属品について
カバーの絶妙なグリーンがお気に入り
付属品に関して、私自身はカバーを愛用していますが、正直なくても大丈夫だと感じました。
理由➡︎傷がつきにくい仕様である点と、防水の機能を発揮するお風呂やプールでの使用の際に邪魔になるから。
絶対に傷をつけたくないという場合を除いて、カバーは不要だと思います。
Kindleのメリットとデメリット
次に、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まずはメリットから挙げていきます。
具体的なメリットは下記6点です。
【メリット】
- 海外で日本の書籍が読める
- 持ち運びが簡単
- 目が疲れない
- 文字の大きさを調整できる
- バッテリーが長持ちする
- 紙の本より安く買える
海外で日本の書籍が読める
海外で日本の書籍を購入するのは難しいです。
アメリカの場合、そもそも日本語の書籍の取り扱いがない・・・。
時間にゆとりのある駐妻のあなたにはぜひおすすめしたいです。
持ち運びが簡単
何十冊の本が入っているのに、超・軽くて薄い!(重さはスマホと同等)
持ち運びで肩もこらないし、手で持って読んでも全然疲れません。
特に、長時間×極力荷物を減らしたい飛行機などで大活躍。
一度購入した本は、容量不足で削除してしまっても再ダウンロードできるので、持ち運べる本の数は実質無制限!
お気に入りの本をどこにでも持ち運べて、いつでも読めるのは嬉しいですよね。
手のひらサイズのコンパクトさ
目が疲れない
驚くことなかれ!Kindleでの読書は、まるで紙の本を読んでいるような感覚。
その秘密はブルーライトの少なさ。
スマホやPCと違って目が疲れにくいので、寝る前に読んでも寝つきが悪くなる心配がありません。
むしろ、紙の本を読んだときと同じくらい心地よい眠気がやってきます。
逆に、明るい日差しの下で読むときはどうなの?
光に反射しないディスプレイなので、まぶしい明るい陽射しの下でも読書が楽しめます。
➡︎紙の本を読んでいるのと変わらない感覚で、屋外でも野外でも、昼も夜も長時間快適に読書を楽しむことができます。
いろんな環境で長時間快適に読書を楽しみたいなら、Kindleが最強!
文字の大きさを調整できる
文字の大きさを8種類から選べるので、視力が悪いあなたや老眼のあなたでも安心して楽しむことができます。
この機能があれば、小さい子供からお年寄りまで家族でシェアできますね。
【その他にできること】
- フォント調整
- ページの行間、余白、方向
- 言葉の意味を調べる(辞書、wikipedia検索)
- メモ(マーカー、ふせん)
バッテリーが長持ちする
毎日使っても、2週間に1度ほどの充電で使えています。
短期の旅行や出張に持っていく場合でも、充電器が不要なのは嬉しいですね。
紙の本より安く買える
Kindleの本は、紙の本よりも約10%安く買うことができます。
(さらにアマゾンポイントも貯まるのでお得!)
また、セール期間中は最大50%OFFになるのでかなりお得です。
新品の本のセールって、何気に紙の本ではあり得なかったすごいことですよね。
ブックオフが懐かしいなぁ。
デメリット
次にデメリットも挙げていきます。
強いて言うならば、具体的なデメリットは下記3点です。
【デメリット】
- 貸し借りができない
- 売ることができない
- 電子化されてない書籍は読めない
貸し借りができない
Kindleでは紙の本のように、貸し借りをすることができません。
回し読みをしたいあなたは不向きかもしれません。
売ることができない
電子書籍なので、読み終わっても売ることができません。
最新の本を読んで、すぐに売りたい派のあなたには不向きかもしれません。
電子化されてない書籍は読めない
最近の多くの書籍は電子化されていますが、全ての書籍が電子化されているわけではないので、Kindleで読めない本も存在します。
今後も電子化は進むと考えられますが、昔の本をたくさん読みたいあなたは、注意が必要です。
海外から日本版Kindleを使うときの注意点
結果から言うと、Kindle本体は海外or日本どちらで購入してもOK!
ただ、使用方法にはいくつか注意点があります。
日本のアマゾンアカウントを使う
海外在住者は、日本版と居住国版の計2つのアマゾンアカウントを持っている方が多いのではないでしょうか。
日本の書籍が読みたいなら、居住国ではなく日本のアマゾンアカウントで書籍を買いましょう。
正しいアカウントの選び方
それぞれの国で販売している電子書籍は異なるので、読みたい書籍に応じてどの国のアカウントを使うか選びましょう。
- 日本の書籍を読みたいあなた➡︎日本のアカウントを使いましょう!
- 居住国の書籍を読みたいあなた➡︎居住国のアカウントを使いましょう!
両方の国の書籍を読むこともできるの?
両方の国の書籍を読みたい場合
両方の国の書籍を楽しむには、2つのアカウントを使い分ける必要があります。
使い分け方として、下記2点の方法をご紹介します。
- 1つのKindle端末で両方使う(ログインとログアウトを繰り返す)
➡︎原始的ですが、手間を惜しまなければKindleで全て読めます - 端末を分けて使う(例:Kindle端末は日本版専用、スマホは居住国版専用)
➡︎アプリをダウンロードすれば、スマホやPCでもKindle用書籍を読めます
※Kindle以外の場合、目が疲れやすいので注意
▶︎Kindleアプリのダウンロード:App Store / Google Play
利用制限がかかる場合がある
アマゾンによると、原則としてKindleの利用をその国の居住者のみとしています。
例えば、あなたが今アメリカに住んでいるなら、Kindleで読める書籍は原則アメリカのアマゾンアカウントで購入できる書籍のみという意味です。
よって、居住国とは別の国のアカウントで書籍を購入した場合、5冊程度で利用制限がかかってしまう場合があるようです。
え、Kindleなら日本の書籍を読めるんじゃないの?
私の場合、アメリカでKindleを購入してアメリカから日本のアカウントで書籍を20冊以上購入していますが、今の所問題なく使えています。
調べたところ、いくつか制限を回避する方法があるようです。
海外で制限なく日本版Kindleを使う裏技
先ほどお伝えした通り、アマゾンによると著作権などの理由でKindleの利用は原則としてその国の居住者のみとしています。
そのルールに則って、海外からのアクセスは制限される場合があるようです。
それらを回避する裏技をご紹介します。
以下の方法で、海外からでも日本の書籍を楽しみましょう!
アカウント設定で解決する
アカウント設定で、制限を回避することができます。
調べた結果、具体的には下記2点がポイントのようです。
- 複数国のアカウントでログイン情報をそれぞれ異なるものに設定しているか
- 居住国をどこの国に設定するか
これらのポイントをクリアできれば問題なく使えるようです。
早速、ご紹介していきます。
ポイント①:複数国のアカウントでログイン情報をそれぞれ異なるものに設定しているか
まず1つ目のポイントは、ログイン情報です。
アマゾンHPは、意外にも世界共通ではなく国ごとに異なります。
よって、海外在住者が居住国でアマゾンを利用するためには、日本のものとは別に居住国のアマゾンアカウントを登録する必要があります。
2つアカウントを持っている場合に注意してほしいことがあります。
日本アマゾンと居住国アマゾンのログイン情報(メールアドレスとパスワード)は異なるものに設定しておきましょう!
理由は、同じものを使っているとアマゾンのシステム内で紐づいてしまうのか、利用制限がかかってしまう恐れがあるためです。
念のため、クレジットカードも別のものを登録しておくとより安心。
ポイント②:居住国をどこの国に設定するか
2つ目のポイントは、居住国の設定です。
未設定の場合は、以下の手順で居住国を日本に設定しましょう。
【手順】
-
ログインする
-
「アカウント&リスト」を開く
-
「コンテンツと端末の管理」を開く
-
「設定」タブ
-
「国 / 地域設定」を日本にする(実家の住所などでOK)
VPNで解決する
次に、VPNを使った回避方法です。
海外からでも日本の回線で接続することで、制限を回避することができます。
- アカウントの設定がめんどくさい
- 海外から日本向け動画配信サイト(U-NEXT, Gyaoなど)を利用したい
そんなあなたには、VPNで解決するのがおすすめ。
VPNについて詳しく知りたいあなたは、こちらの記事もどうぞ。
まとめ:Kindleで海外から日本の書籍を読む方法
- おすすめの端末はKindle Paperwhite
カスタマイズは広告なし(+2,000円)のみでOK
付属品は神経質でなければ不要 - メリット➡︎海外で日本の書籍が読める / 持ち運びが簡単 / 目が疲れない / 文字の大きさを調整できる / バッテリーが長持ちする / 紙の本より安く買える
- デメリット➡︎貸し借りができない / 売ることができない / 電子化されてない書籍は読めない
- 海外で使用する場合の注意点➡︎日本のアマゾンアカウントで書籍を購入する / 利用制限がかかる場合がある
- 利用制限の回避方法➡︎アカウント設定で解決 / VPNで解決
日本の書籍をいくつ買っても荷物が増えないから、海外在住者にぴったりだね!
Kindleをお得に利用する方法
最後に、Kindleをお得に利用するためにおすすめの方法をご紹介します。
Kindle Unlimitedに加入する
「Kindle Unlimited」は、月額制の本の読み放題サービスです。
月額980円(税込)で、和書12万冊(洋書120万冊)が読み放題。
月に1冊は本を読むというあなたなら、すぐに元が取れちゃいます。
海外からでも「読みたい!」と思った瞬間に実際にその本を手に取ることができる、お家が図書館みたいになる素敵な体験ができます!
解約はいつでも簡単に行えるので、まずは無料で立ち読みしてみてはいかがですか?
Amazonプライム会員になる
Amazonプライム会員は、無料で数百冊の本が読める「prime reading」を利用することができます。
さらに、Kindle端末を持っている場合は毎月1冊無料で本を読める「オーナーライブラリー」も利用することができます。
オーナーライブラリーのラインナップは「Kindle unlimited」と同等。
自分のライフスタイルに合わせてKindleをお得に活用していきましょう!
以上で終了です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
コメント
とても参考になりました。現在US在住です。先日VPNを使い日本アマゾンからスマホで本を購入、その後新しく購入したkindle端末に同期させるためにアマゾンjpのアカウント番号をkindle端末に入力が必要でした。しかしアマゾンUSにアクセスされアマゾンJPに繋がりません。解決方法を検索しても見当たらないので、どのようにアマゾン日本のアカウントをkindle端末に入力出来たのか教えて頂けたら有難いです。
NISHIさん
コメントありがとうございます。
考えられるのは、アカウント情報かと思います。
日本とアメリカのアマゾンアカウントで、それぞれ別のメールアドレスとパスワードを使用されていますか?
私は、その方法で問題なく入力できました。
無事に日本アカウントからログインできますように。